台湾 瞑想研修の旅 その3

台湾3日目の4月14日は日曜日。
台湾はちょうど梅雨なのでしょうか。その日も雨や曇りのどんよりとした天候です。

「プレクシャ・ディヤーナ」は、ジャイナ教の瞑想法ですが、
インドで聞くお坊さんや尼さんたちが唱えるマントラは美しく、
初めて聞いたときは、心が震えるほどに感動を覚えました。
その中で「アラハト・バンダナ」というマントラがあり、今朝も昨夜に引き続きみんなで一緒に唱えました。

昨日は、9:00から21:30まで「プレクシャ・ディヤーナ」の基礎を復習、
今日は朝6:00からマントラに続いて、「シャリーラ・プレクシャー」(身体の知覚瞑想法)
へと徐々にstepupです。
瞑想って何だか難しそうでしょ?
私は禅寺で座禅を体験したことがありますが、普通眼を瞑って思考を止めようとしても、
なかなか難しく、どうしても心が動いてしまうものです。
体の部分に意識を集中させることで、誰にでもできるこのジャイナ教の瞑想法に、
2007年に出会ってから、瞑想は難しいという固定観念を取り去ることができました。

さて、ランチの時間。
昨日は、紙のお弁当箱に入ったお弁当でしたが、今日は麺です。
麺DSC_1328
東南アジアでは、お料理はビニール袋に入っていることが多く、やはり麺やスープもビニール袋に入って届きます。
よくスープが漏れないなぁと感心するばかり。
汁たっぷり麺と焼きそば風の麺は、五香粉の香りも高く、大変美味しかったですよ。
一般に台湾のべジ食は、味が薄く、如何にも健康に良さそう。

休憩時間に、SさんとNさんのご夫婦(中国は別姓ですから名前が違います)の奥さんは、
20代かなとお見受けしたのですが、なんと40歳とのこと。
その若さに吃驚です。
ご主人は、最近まで12年間軍隊で働いていたとか。
とても礼儀正しい方で、ご夫婦ともに親しみやすい方です。
その方が私やKちゃんの手相や人相を見てくれました。
晩年が良いとのこと(晩年って、いくつからのことを言うんだろう?????)
その言葉に勇気をもらい、ちょっと嬉しくなりました。うふ
謝さんDSC_1322

午後は、黄先生のアサナです。
とてもオシャレな美人さんで、言葉少なく、食べることが大好きな先生です。
アサナを進めるに従い、素晴らしい柔らかさで反りのポーズを見せてくれます。
黄先生DSC_1348
慧ちゃんは、前屈の際に黄先生に仙骨をぐっと押されたら、
今までになく前屈が深くなり手先が足の先まで伸びたと大感激していました。
前屈を深めるには、仙骨の倒し方も重要で、力ではないんですよね。

その後「チャイタニア・ケンドラ・プレクシャ」(精神的中心点の知覚)
いわゆる通常のヨガ用語でいうチャクラにスポットを当てて、
各ケンドラごとの色をイメージしながら、意識を集中させます。
これまでの瞑想は、思考を止めるのですが、
「アヌ・プレクシャ」(沈思黙考と自己暗示)は、心の中で誓いを繰り返して
潜在意識に根付かせるという方法です。
ただし、「お金持ちになりたい」とかそういう願いをするものではないんですよ。(汗)

窓の外をふと見ると、もう日は傾き、雨が上がって夕日が輝いていました。
研修はこれで終了です。
集合写真DSC_1319
一人一人修了書をいただいて、二日間で仲良くなったみなさんと別れを惜しんでてを振ります。
坂本先生と高雄市から駆けつけてくれたご主人が日本人という通訳をしてくれた青木さん。
本当にお疲れ様でした。

その晩は、新鮮な魚介を選んで調理してもらうというレストランに行きました。
海鮮レストランDSC_1374
中国では出されたお料理を平らげるというのは、「足らない」ということなので、後から後からお料理が並びます。
日本人は、残してはいけないという意識があり、必死に食べるのですがとても食べきれるものではありません。
なかなか腹八分目という訳には行きませんナ。
日本では見かけない珍しいビールがありました。
フルーツの美味しい台湾だからこそでしょうか、フルーツでできたビールです。
少々甘くて、お酒が得意でない人にも、飲み易いビールです。
ビールDSC_1377

道場に戻って、さてシャワーです。
シャワー室は特になく、トイレと一緒になっています。おっ初体験!
個室の中に便器があり、シャワーがついていて、脱いだ服を濡らさないように気をつけながら、シャワーを浴びるのです。
なかなか面白いシステムです。

シャワーを浴びてさっぱりしたところで、お休みなさい。ZZZ・・・。


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