2019年インド瞑想キャンプ その10 俗世間(娑婆)に戻る

ジャイナ教の国際瞑想キャンプ に参加するためインドへ行ったのは丁度1年前。

キャンプ最後の日を終えてからの続きをお送りします。

さて、バンガロールから30kmのクムバルゴドゥで、1週間開催された瞑想キャンプに滞在していた私たちは、その間、禁酒、禁煙、完全菜食、朝から晩までどっぷり瞑想の学びの日々を送り、身も心も清らかに(多分・・・?)なったかな?

聖なる世界から、娑婆に戻るため、お世話になったムニ達や、ボランティアでスタッフとして参加していた在家信者さん、顔見知り人なった他国の仲間と次回の再会を願って手を振り、キャンプを後にしてバスに乗りこみました。

ちゃんと勉強した証

民家のレストラン

途中、1週間ぶりに娑婆のランチ???をとるために、美味しくて評判だというレストランを目指したのですが、バスは田舎の道をひたすら走るばかりで、周りは畑と家ばかり。

こんなところにレストランなんかあるのかな・・・?

バスがやっと通れるほどの舗装もしてない道をクネクネと行くと、とある家の前で停車しました。

んんん?

どう見てもレストランには見えないごく普通の民家に靴を脱いで上がると、目の前にドーンとヒンズー教の祭壇が私たちを迎えてくれました。

立派な祭壇で扉も付いています

インド人は信仰心篤く、昭和のころまでは日本の家庭にも祭壇があったけど、もう令和の時代のマンション住まいには無きに等しく、ある方が珍しいよね。

玄関を上がって左の部屋と祭壇がある部屋にテーブルと椅子があり、その様子をみると看板は出てないけど、どうやらレストランらしい・・・。

奥に台所があり、若い娘さんとお母さんがせっせと料理の最中で、私たち女性陣は興味津々でその様子を見学させてもらいました。

お母さんせっせとチャパティを焼く


若い娘さん

二部屋に別れてそれぞれテーブルにつき、料理が出てくるまでキョロキョロとインドの一般家庭(一般になるのかなぁ?!? 壁などは大理石のようだし、裕福な方だと思われる)の様子を拝見すると、なにやら生活感あふれるものがそこかしこにあり、マニュキアなんぞが棚にあった。

床も大理石できれいなお宅です

カードには「YOUNG DAUGHTER′S HOUSE」と書いてあるではないか。
料理の写真がなければ、男性は店名だけで何か勘違いしそうである。
娘さんはまだ若く、きっとこのお店も最近開店したばかりなのであろう。
儲かったらちゃんとレストランらしく建て直すのかなぁ。
でも娘さんが何十年後にYOUNGではなくなったらどうするんだろう?
などと余計なお世話だ!と言われそうなことを考えてしまった。アハハ

どんなものが出てくるのかと待っていたら・・・出てくる、出てくる!!!!

バナナの葉っぱのお皿の上に、数多く盛られた品々は、それぞれが非常に美味で驚きました!

味が濃くもなく、妙に辛い訳でもなく、絶妙な味加減で、あまりの美味しさにこの写真しか撮れなかった。(苦笑)

坂本先生も「何十回とインドを訪れたけど、これは素晴らしく美味しい!」と絶賛。

私たちも旨い旨いと、優しい味のジャイナ教食とはちょっと違う「これぞ娑婆の味!」を堪能しました。

ちと遠いけど、インドへ行かれたならここのレストラン超おすすめです。

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娑婆に戻ってもヒンズー教寺院へ

お腹いっぱいになった私たちは、ホイサラにあるシヴァ神を祀るヒンズー教のハレレビドゥ寺院を訪れました。

ホイサラ朝建築の傑作であるこの寺院は、精巧な彫刻で埋め尽くされた外壁が目に留まります。

今にも動き出しそうなくらい躍動感溢れ、美しく素晴らしい見事なレリーフが壁を埋め尽くしています。



少女たちの踊り

見事なレリーフにため息をつきつつ、日も傾いてきたので、今夜の宿のホイサラヴィレッジリゾートへ。

リゾートというだけあって、緑多く花が咲き乱れ、部屋は広く、シックで豪華なホテルでした。

他の部屋をのぞいたら、トリプル用のベッドに天蓋がかかっていました

ディナーの前に、少女に近い年齢の可愛い子たちがきれいに着飾って、南インドの伝統舞踊を鑑賞。

体幹と姿勢がよくないと踊れないですね

一緒に鑑賞した宿泊客は欧米人が多く、フランス語とドイツ語が聞こえてきました。

夕食は美味しいものを食べたはずだけど、1週間ぶりのビールに感激して、何を食べたか覚えてない! アチャ(;’∀’)

明日はいよいよマイソールの北部80キロメートルに位置するシュラバナベルゴラを目指します。

最後の最後が今回の旅の忘れられないポイントです!

乞うご期待。

It continues♪



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