2019年インド瞑想キャンプ その7 スピリチャルな時間(休息)

昨日「緊急事態宣言」が発令されましたが、マグロ体質の私としては、珍しく家に籠ってじっとしています。時間がある中、昨年のキャンプのお話を続けたいと思います。

11月1日からスタートしたキャンプでのスケジュールは下記のような感じでした。

4:30 起床

5:15 ランジット先生  マハーマントラを使う瞑想

6:30 yoga

8;00 朝食

9:00 サマニー サンマッティの講義と実習

10:00 マントラメディテーション

11:15 カヨウッサグ(瞑想の第一段階 身体の力を抜く瞑想)

12:00 ランチ

13:30 ムニ シュラマンジーの講義と実習

14:30 サマニー(準尼僧)またはサドヴィ(尼僧)によるアラハン・プレクシャ

15:40 カヨウッサグ

16:30 自由時間

17:15 夕食

18:00 ランジット先生 アラハン・マントラ

19:00 アラハト・バンダナ=ダルシャン

20:00 自由時間

21:00就寝

4日目になってだいぶ慣れてきた頃に、サマニー サンマッティから「サマイク」というスピリチャルな時間の過ごし方があることを教えてもらいました。

日常のカルマを生む行動を行わず、身体、心、魂を休めることを目的とすることがサマイク。

私たちは毎日の生活や行動は身体、心、魂のためにやっていることではなく、日常的にネガティブなものを集めてしまう活動をしているためにストレスが溜まってしまう。

ただの休憩ではなく、身体、心、魂の休息のために、座って瞑想、マントラチャンティング、声を出さずに賛歌をうたう、聖典を読むこと以外、その他のことを一切行わず、もちろん話をしたり電子機器を触ったりもしません。

アチャリアへの敬意を表しながらサマイクをしに集ったムムクシュさんたち(尼僧になるための勉強をしている女学生さん)

本当の完全なる休息を1週間に1度は行う、もちろん毎日やってもOK!

サマニーから教わったのは、毎週土曜日7:00~8:00の間で、48分間おこなう。それ以外の時間は「サムヴァール」と言います。

サマイクやサンヴァ―ルを行って、過去、現在、未来において、今生の今の自分を浄化していくことによって、過去や未来を浄化でき、それを行うことにより現在にも良いことがあり、来世にも良い影響があるのだそうです。

サマイクを行うのは土曜日の朝と聞きましたが、キャンプでは毎日夕食後19:00からのダルシャン(アチャリアへのご挨拶)、アラハトバンダナ(マントラ 聖歌を歌う)の時間に行っていました。

ムムクシュさんたちは、こんなにかわいらしい女の子たちです

その時間はアチャリア(最高指導者)へ、ムニたちや在家信者さん達がダルシャンと言って挨拶をする時間でもあり、ムニがマントラを歌うように唱えます。この度のマントラを唱えていたのは、若いムニでパワーがあり、結構早口でしたね。

2013年まではムニ ニーラジ・クマールジと言って、素晴らしい歌声の持ち主で若くてイケメンなムニがおり、キャンプに行くたびに、講義とは別にそのイケメン ムニにマントラをお願いしていました。残念ながらその後、還俗したようで、イケメンだったから恋でもしたのかな?!? ムニやサドヴィも恋をして還俗をすることが過去にもあったようです。

今回のキャンプでは、マントラがメインに講義が進められました。

ムニ シュラマンジーの時間の中で、前の前の最高指導者アチャリア トルーシーの時代に、ダルシャンの時間にマントラを唱えていたムニ ディネッシュ クマールジが来てくださり、アラハト バンダナというマントラを披露してくれました。年齢は重ねてもその伸びやかな声は変わらず、その歌声にみんなは酔いしれました。

素晴らしい歌声のムニ ディネッシュ クマールジ

ダルシャンにきた在家信者さん 女性はムニに近づくことはできないので、集会場の外からご挨拶をします。

ムニや国中から集まった男性在家信者さんたちは、アチャリアに挨拶する人で殺到し、結構な人数が集会場に押し寄せるため、交通整理が必要なくらいです。今のコロナ騒ぎではとても考えられないくらいの密集度でした。

皆それぞれ、最高指導者であるアチャリア マハー シュラマンジ―の足元に跪き、深々と床に頭を擦り付けて拝み、アチャリアの足を触って、その手を額に軽く当て、パワーをいただいているように見えます。

我が日本人男性若手三人組(何歳までを若手というかはちょっと微妙ですが、武ちゃんも若手に入れてあげよう(^_^;))は、ムニ シュラマンジーに誘われ、集会場の中へ入り、毎晩サマイクに参加しました。エライ!

もちろん女性陣も何回か参加しましたけどね。

若手三人組

18:00からのランジット先生の講義が終わると、三人はムニと同じようにマスクをして、白いショールを羽織って、集会場に向かいます。

床に直には座らず敷物を敷いて座りますが、聞くところによると黒い敷物のほうがよく、その色は悪いエネルギーをブロックするのだそうです。

サマイクは集会場のその時間に三々五々集まり、行う時間も何を行うかもそれぞれが自分で決めます。行う前にサマイクをこれから行う決心をし、終わったときはシャラナン スートラを唱えるのが基本だそうです。

「その5 反応」で登場した キャンプに初めて参加した S君の感想は、ダルシャンの会場で若いムニの声量もあり溌剌としたパワー溢れる声でのマントラのそのパワフルさに圧倒され、ビリビリとしたバイブレーションを感じたそうです。

私たちも1週間に一度でいいから、真の休息であるサマイクの時間を持てたら良いですね。

キャンプの報告はまだまだ続きます。

It continues♪



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