台湾4日目は、前日で瞑想研修も終わり、この日は阿里山の麓へドライブです。
わーい\(^▽^)/
その日は、これまでの曇り空から一転して快晴です。
張先生いわく、この辺はガスに覆われることが多く、山の全様を見ることができるのは大変珍しいのだそうです。
張先生、坂本先生、0さん、慧ちゃん、私の誰がお天気男か女か?
青い空と白い雲がたなびき素晴らしいお天気です。
大変整備された道路を車はスイスイ進み、標高を重ねていくと、途中道路際に大きな木がありました。
その樹は柔らかい苔に覆われ、なんだかとても優しい感じがします。
朝日を浴びて、その樹から湯気が立ち上り、エネルギーを湯気とともに発しているようにも見えます。
阿里山は靖国神社の鳥居の檜を切り出した山でも有名で標高3,952m。
富士山より高いのです。
ただし、登山をするには自然保護の観点から入山には許可が必要です。
標高2,350mまで行き、そこで車を降り階段を下りていくと、そこにあったのは樹齢2,700年の「紅檜」の大きな大きな老木です。
気が遠くなるほどに長い間、この樹がずっと生き延びてこられたのは、雷に遭い難い条件にあったようです。
ジャイナ教の始祖マハヴィーラや仏陀が生きていた紀元前500年前より、さらに200年も前から生きている樹なのかと思うと言葉を失います。
そこは、張先生のお気に入りの場所で、よくここでアサナをやるようで、私たちもアサナをおこないました。
慧ちゃんは、台湾に来てからというもの、水を得た魚のように毎日生き生きとしています。
張先生のアサナに、いったい身体がどうなっているのだろうと不思議そうにしていましたが、
それに触発されたのか、それまで苦手だった逆立ちに挑戦したら、スゥーっと足が上がったのです。
慧ちゃんは顔を輝かせて、「信じられない! なんでできたんだろう?」と大喜びです。
この偉大なる樹から発するオーラに包まれ、エネルギーをもらったのでしょうか?
坂本先生がもう一度やってごらんと、優しく指導されていましたが、この写真は先生の優しさが溢れていると思いませんか?
このときの慧ちゃんの素晴らしい笑顔と、彼女をそっと支える先生の自愛に満ちたこの瞬間は、
私に深い感動を与えてくれました。
無心になって行なうと今までできなかったことができたという良いお手本だと思います。
最初から「無理」とか、「できない」とか思い込まずに、とにかくやってみるといつかはできるかも。ネ!
日本ではなかなか聴いたことがないような鳥の美しいさえずりに、そよ風が吹き、ずっとここにいたいと思うような不思議な安らぎの空間でした。
この続きは4-2でネ。