翌朝、ホテルの窓を開けたら、外は一面真っ白になっていました。
バンザーイ! やっぱり東北の冬はこうでなきゃ。
その日はまず防災の町として知られる田老地区へ、大震災の爪痕と復興への取り組みを見学に行きました。
そこでは若いイケメンのHさんが、ミゾレ混じりの悪天候の中、びしょ濡れになりながら、地震や津波の中、急死に一生を得て逃れたときの様子や防災の重要性を一生懸命に説明をしてくれました。
その後、辛うじて津波に流されずに残った家屋で、TVニュースやその他に未公開の津波の映像を見せてもらいましたが、迫り来る津波が襲ってくる恐ろしさに息が止まり、体がこわばるほどでした。
改めて津波の恐ろしさを実感しながら映像を見終わり、一生懸命に説明をしてくれる熱心なHさんに感動した女性陣一同。
「独身ですか?」と聞くと彼は「ハイ!」
するとある女性が彼に訊ねました。
「お嫁さんの条件はなんですか? 田老地区にお嫁に来てくれる人とかですか?」・・・「美人です!」
ん?????
彼が即座に答えたその言葉は、そこ場に居合わせた女性全員をフリーズさせました。
今まで「なんてイケメンで真面目で真っ直ぐな好青年だろう」と女性陣は、瞳孔全開でしたが、一瞬にして瞳孔萎みまくり。(^^;
彼はあまりにも真っ直ぐな人でした。
美人のお嫁さんが来るように祈っています。
さて、気を取り直して・・・。
あまちゃんで有名になった「三陸鉄道」も徐々に開通し、今回初乗車できました。バンザーイ!
車体はピンク色の桜が描かれ「春近し♪」
ランチは「グリーンピア三陸みやこ」でとてもお洒落な松花堂弁当をいただきました。
ここは一昨年イタリアのボランティアグループが、とてもお世話になったホテルです。
私は実際には来ていないのに、スケジュール管理をしていたせいか、初めて来たような気がしません。
あの時にお世話になった支配人のF氏に、直接会ってお礼を言えて良かった。
美味しいランチの後は、いよいよ今回のメイン「三陸ジオ・トレッキング」のひとつ「みちのく潮風トレイル」を歩きます。大震災の津波の爪痕を見学しながらの約3時間ほどを歩きます。
今回、このツアーに急遽参加してくれたHちゃんは、20年ぶりで再開した懐かしい友達です。
彼女は、参加する直前に「まちこちゃん どーしよう。日頃30分以上歩いたことないんだけど・・・・」
ドヒェ~!!!!!
それを聞いたときには、目の前が真っ暗になりましたが、「ま、山じゃないから」と・・・。(^_^;)
途中からは、バスガイドさんと「震災遺構」で私たちを待っていてくれました。
その日は、潮吹穴を見るには絶好の波の荒れ具合で、潮吹穴からは空高く潮が吹き上がり、それはそれは見事。
みんなで魅せられたように飽きもせずずっと眺めていました。
三陸の自然が織り成す造形美に感動しながら、宮古の宿に戻り、その夜はフリータイムです。
津波で失ったお店をようやく昨年秋に再開したというお寿司屋さんに、応援をしに行こうと訪れました。
こじんまりとした佇まいですが、お持ち帰りコーナーもあり、おしゃれな感じで、店内は土曜のせいか、若い人が入れ替わり立ち代り、活気にあふれています。
地酒を頼んだら、かっぱのお銚子とお猪口。可愛い!!!
三陸の地元の採れたものをメインにしてるお店の2代目は、なかなかの青年で家族で頑張っています。
ますます応援したくなりました。
宮古市の「若尾 二代目」です。
次回は三日目に続きます。お楽しみに。
To be continued!