ディープな旅 ネパールとインドその9-最終地カリンポンの1

まさかの高級ホテル、カーテン落下事件で、「なんでもアリ」がインドであることを再確認した私は。最終目的地のカリンポンを目指します。

また車でジェットコースター状態になりながら、丘を越え、谷を越え、素晴らしいお天気の中をGO、GO!

これまでもカトマンズやガントクでもチベット寺院を訪れましたが、
そこに必ずあるのが、このマニ車。

寺院へ行くまで延々とあるマニ車

寺院へ行くまで延々と続くマニ車

マニ車は円筒形で、側面にはマントラが刻まれており、内部にはロール状の経文が納められているそうな。
このマニ車を右回り(時計回り)に、回転させた数だけ経を唱えるのと同じ功徳があるとされています。

だからチベット難民センターに住んでいたおじいさんも
マニ車を素通りすることなく、必ずブツブツとマントラを唱えながら
右手でマニ車を回していました。
でも左ききの人はどうするんだろう・・・?

信心深そうなおじいちゃん

信心深そうなおじいちゃん

どうブツブツ言っているのかというと、それは観音さまへの祈りの言葉で
「オーム・マニ・ペメ(パドメ)・フム / Om・Mani・Pedme・Hum」

チベット語のオーム・マニ・パドメ・フム

チベット語のオーム・マニ・パドメ・フム

観音さまというひとりの仏さまに対しての祈りに留まらず、
広く「元気に暮らせますように」
「しあわせであれますように」
「大きな災害が起こりませんように」などの願いを込められているそうです。
ちなみに「ペメ(パドメ)」というのは蓮の花のこと。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

大きなマニ車に抱きつき世界平和を祈る???

シッキム地方は、インドとは言え、そこに住む人や文化、宗教が
違い、インドにいることを忘れそうになります。

ガントクのチベット寺院

ガントクのチベット寺院

カリンポン最大のドゥルピン僧院は、カリンポンを見下ろす丘の上に作られたニンマ派の僧院です。

ドゥルピン僧院

ドゥルピン僧院

「双眼鏡」を意味する「ドゥルピン」の丘からは、晴れるとヒマラヤの山々を見渡すことができます。
「ゾン・ドグ・パリ・フォダン・ゴンパ」とも呼ばれるこの僧院は、1976年にこの地を訪れたチベット仏教最高指導者ダライ・ラマによって献堂されたものだそうです。
私はこの一見商店街の会長みたいなダライ・ラマ14世が大好きです。(笑)

ダライ・ラマ14世

ダライ・ラマ14世

そこではちょうど僧たちが本堂に集まってマントラを唱えていました。
私たちはそっと静かにその場所に上がらせてもらい、何十人もの少年から青年と思われる年代の僧達が、マントラを唱えている様子を見学させてもらいました。

全員で一斉に声を合わせる訳ではなく、結構それぞれ自由に声を張り上げながら唱えていました。
エビ茶色の僧衣を着ている彼らは同じようではありますが
じーっと見たら、それぞれの個性が浮かび上がり、
僧衣の中にフリースのシャツを重ね、スカーフをまいた自己主張のある子、
いかにも真面目そうな子ややんちゃそうな子がいたりと、
いろいろでなかなか面白かったです。

その後、本堂の上の方にある鍵のかかった部屋に案内をしてくれました。
扉を開けると極彩色の恐ろしい形相を表す忿怒尊(明王)や、男女の抱擁する姿を表す歓喜仏が美しく描かれていました。

鍵を開けて見せてくれたマンダラ絵

鍵を開けて見せてくれたマンダラ絵

私などは歓喜仏を見るとなんとなく気恥ずかしくなるのですが、
大変不謹慎ながら、歓喜仏を見ても、生涯独身を貫く僧たちは、平静な心境でいられる・・・というのは、さすが修行しているからなのでしょうね。(汗)

そんな不埒なことをチラッと思いつつ外へ出ると、ここへ案内をしてくれた少年僧が佇んでいました。
そのとき、彼の一瞬の表情を垣間見ました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

チベット仏教の少年僧

ビラトナガールで見かけたジャイナ教の少年僧より、ほんのちょっと年上でしょうか?
とても聡明な感じの子です。
ジャイナ教の少年僧と比べ、視線のその先のものが違うような気がしました。
彼は何を見ようとし、何が見えたのでしょうか?
私はまたしても、その少年僧に心を残しながら、その寺院をあとにしました。

カリンポンはまだ続きがあります。
乞うご期待!
To be continued!



You can leave a response, or trackback from your own site.

Leave a Reply