チベット仏教の若い少年僧の眼差しの先に、またまた心動かされた私は、もはや母の気分マックス!
ドゥルピン僧院を拝観したあと、バター茶をご馳走になってから、次は意外なところへ行きました。
旧シッキム王国の交易路上の宿場町として栄えたカリンポンは、後に英領インドの西ベンガル州になり、19世紀後半にイエズス会士たちが中心になって仏教に対抗し、巧みに布教活動を行ったそうです。
なので、チベット仏教寺院のあとはキリスト教会です。
ホップ、ステップ、ジャンプ!って感じ。
建物はネパール・ヒンドゥー様式で、これまでの寺院建築物とそれほど違和感がありません。
が・・・上を見ると屋根や塔にある十字架を発見!
それで教会とようやくわかります。
ただ、キリスト教会に向かうという心の準備がないまま
建物に近づきながら歩いていくと・・・突然マリア像に遭遇。
「おお~っ!」と吃驚します。
キリストの絵にしても、これまでの教会の概念を覆すほどの内装や絵で、
地元の人々に受け入れられやすいように、
このように姿を変えて伝えられたのでしょう。
壁画はチベット風(イエス様がチベット仏教ゲルク派の黄帽をかぶって袈裟を着ていたり、マリア様が蓮の上で説法をしていたり…)の非常にユニークなカトリック教会です。
それにしてもディープだなぁ~。
仏教とキリスト教に触れ、経験な気持ちになった私たちは、カリンポンの名産の花を栽培しているところへ寄りました。
お花に癒され、最後の夜もまた素敵な高級ホテルへ。
毎日ホテルでは、「ここは本当にインドかな?」と思います。
バスルームはバスタブもあり、シャワーからお湯も出る。
それだけでインドのホテルでは凄い。
But、だが、しかし・・・そこで安心してはいけない!
9日ぶりでバスタブにつかり「あ゛~っ!」とオヤジのようなため息を
つきながら、入浴好きの日本人であることを実感。
さて、最後にシャワーを浴びて・・・と栓を捻ったら。
お湯とは言えない限りなく水に近い温さ。ハックション!
鼻水垂らしながら「やっぱりインドだ!」とここで妙な安心感を抱く私でありました。
さて、次回最終章は旅のあいだの雑感などを書きたいと思います。
乞うご期待!
To be continued!