インド瞑想の旅その5 瞑想キャンプの1日

キャンプの朝は、早朝5:30から野外の瞑想から始まります。
担当はPh.D Ranjit Dugar(ランジット ドゥガール博士)大学の哲学科の先生です。
寝坊しては大変なので、寝る前に目覚ましをセット・・・でも、実際には目覚ましは必要ありません。
5:00になると近くのイスラム寺院からスピーカーを通して凄まじい大音響が響いてきます。
「アッラー・アクバール」(アッラーは偉大なり)という祈りと鐘や太鼓の賑やかさを通り越した音は目覚ましにピッタリ!
それはインド中の早朝の街に響き渡るのです。

朝一番の瞑想は、アチャリア・トゥルシーを祭ってある大理石のドームの下で行われます。

アチャリア・トゥルシーを祀る大理石のドーム

アチャリア・トゥルシーを祀る大理石のドーム


ドームの下で早朝の瞑想

ドームの下で早朝の瞑想

まだ日が昇る前で戸外は暗く、砂漠地帯は寒暖の差が激しいため、朝はとても寒いので、みんなダウンやフリースを着込んで望みます。
目を瞑り呼吸を深くし集中していくと、そのうちイスラム寺院からの大音響や遠くから聞こえる汽車の汽笛、暁烏のカアーカアーという鳴き声がはだんだんと気にならなくなります。

今回の1日のスケジュールは、朝5:30から22:00までビッシリ!
以前は確か21:00か21:30だったんだけどなぁ?!?
初めて参加する人たちは大丈夫だろうかとちょっと心配です。

朝一番の瞑想が終わった頃には、日が昇り辺りは明るくなります。
6:20~6:40はGaman Yog(ガマンヨグ)と言って歩く瞑想。
まぁお散歩ですね。
お散歩といっても歩く瞑想ですから、ぺちゃくちゃとおしゃべりをしながら歩いちゃいけません。
初めて参加した際に、キョロキョロしながらおしゃべりしていたら、「Be Silence!」と信者スタッフから注意されたことがありました。(^_^;)
朝のお散歩でセンターの本部がある建物まで歩いていき、アチャリア(最高指導者)へ朝のご挨拶。

アチャリアに朝のご挨拶に集まった信者たち

アチャリアに朝のご挨拶に集まった信者たち

ご挨拶が終了したら、6:45~7:45「Yoga」です。
2007年にYogaを教えてくれたのは、インドの国立Yoga大学の卒業生という若くて美人の先生。
2009年はサマニ(サドヴィ=尼さんになる前の段階)。
今回の先生は男性で、とても人柄の良さそうなMAHAVEER Prajapatという名の先生。

ヨガの先生 始動し始めて8年だそうです

ヨガの先生 指導を始めて8年だそうです


日本人メンバーのうちのほぼ全員がYogaの指導者だというのを知っていたのか知らないのか。
彼が最初にやったのは、軍隊の兵隊さんがやるようなジャンプして、手足を広げたり閉じたりというもので、ちょっとビックリしました。
案外、インドでのYogaは体操的な部分があるかもしれません。
台湾や中国のようにインドでも、朝の公園等では、それぞれ自由に体を動かしている人々が結構います。
形をとるだけのYogaだけではなく、いろんなことを教えてくれ、朝日を浴びながらの楽しい時間でした。

Yogaが終わって、7:45~9:00は「Bath&breakfast」とスケジュール表に書いてあります。
インドの人は朝にシャワーを浴びるのでしょうか?
そういえばバスの窓から、朝に家の外で水浴びをしている姿はよく見ます。
朝シャンってやつ?
そうか朝シャンはインドが発祥の地なんだ?!?

9:00~9:45「レーシャ・ディアーナ」=霊的色彩光を知覚する瞑想 
担当:Muni Jaykumar(ムニ・ジャイクマール)日本人の講義をいつも担当してくれるとても透明な清らかさのあるお坊さんでヨガの達人です。

大好きなムニ ジャイ・クマールさん

大好きなムニ ジャイ・クマールさん


9:45~10:30「アヌプレクシャ」=沈思黙考と自己暗示
担当:Samani Shreyaspragya(サマニ シュレヤーサプラギャ)ちょっと近寄りがたいクールビューティで、写真を取りにくかったから残念ながら写真はなし。
10:45~11:15「マントラ・メディテーション」=マントラを唱えながらの瞑想法
担当:Sadhvi Vishrut Vibha(サドヴィ ヴィシュルット ヴィッバー)
サドヴィはグループで活動します。可愛いサドヴィたちと。

サドヴィはグループで活動します。可愛いサドヴィたちと。


11:15~12:00「カヨウッサグ」=完全なる体のリラクゼーション
担当:Samani Sambodhpragya(サマニ サンボードプラギャ)お茶目な感じでよく指導中に同行の年下のサマニと何やらおしゃべりしてたっけ。
12:00~13:30 Lunch&休憩
食堂まで少々距離があるため、ランチ終了後もそれほどゆっくりはしてられません。(^_^;)
13:30~14:15「マンガラ・バーバナとディスカッション」この時間楽しかった! 
担当:Muni Jaykumar 再登場!
14:15~15:00「プレクシャ・メディテーション」
担当:Muni Kishanlal(ムニ キッシャンラール)私が一番尊敬する、オーラ満載の達人
そばに寄っただけでエナジーを感じるお坊さんです。

15:00~15:20 休憩  やっとこさ休憩時間です。毎回、センターの中にある大きな木の下にある喫茶店?!?でチャイをいただきました。

ティータイムに行ったカフェ? ここでいつもマサラティを飲みました。

ティータイムに行ったカフェ? ここでいつもマサラティを飲みました。

15:35~16:00 今の最高指導者アチャリア・シュラーマンのもとで大ホールにて信者の人達と瞑想
16:30~17:15「カヨウッサグ」これまたヨガの先生再登場 気持ちのいい時間でした。
17:20~19:00「Dinner&Gaman Yog&free time」この時間の中で、そそくさと夕食を摂り、センターの門の外のバザールへお買いものにお出かけしたり。
時間がなくて、次の講座に遅刻しそうになり、走った、走った。ゼイゼイ。
19:00~20:00「Theory of Preksha Medtation」哲学の先生Ph.D Ranjit Dugar再登場! 
朝に夜にと大忙しです!
20:00~21:00「Anotomy&Preksha Medtation」プレクシャ・メディテーションと体との関係
担当:Dr.Pradyumn Singh この先生背が高くてイケメン! しかも講義内容はPCを使って、わかりやすくとっても興味深々な内容。楽しみな講義でした。

肩の力の抜けたナイスな先生です

肩の力の抜けたナイスな先生です


21:00~21:45「Introduction to Jyainism」ジャイナ教について
担当:Samani Chaitanyapragya サマニやサマンはPCを扱う事ができます。この授業のパージは、サマニが作成したと聞いてビックリしました。
21:45~22:00「Pratikraman Yog」
担当:確かSamaniだったような気がする・・・。

もうこの頃になると、ヘトヘトで眠いのも手伝い、メモも碌にとってない(ーー;)
22:00になってようやく1日のスケジュールが終了。
部屋に戻ってシャワーを浴び、バタンキュー! お疲れ様でした。おやすみなさい。ZZZ
まだまだ先は続きます。
乞うご期待!
To be continued!


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