ディープな旅 ネパールとインドその1ーまずはネパールへ

今年のジャイナ教第12回国際瞑想キャンプは、インド国境に近いネパールのビラトナガールという小さな町で開催されました。
その後北インドを観光して来ましたが、5度目の訪印となる今回はなかなかタイトル通り「ディープな旅」でした。

11月18日成田に集まったのは、キャンプ参加経験者5名、初参加6名、そのうちインド初めて3名、海外旅行も初めてという人がおりました。
インド・エアーは満員。
乗ったとたん・・・そこはインド。

ネパールに入るには、まずはデリーで1泊。
デリー空港からすぐ近くのホテルに向かう途中の車の多さといったら、
尋常ではありません。
夕方の渋滞時間ではあるものの、訪れる度に明らかに年々車が多くなっており、
8年前は主にバイク、自転車、リヤカー、時々牛、ラクダが歩いていて、
こんなにたくさんの車は走ってなかったなぁ。
インド経済成長の著しさを目の当たりにします。

翌朝、デリーからカトマンズへ。
カトマンズ空港の荷物チェックで1名引っかかっている人物あり。
ん???どうした、どうしたと近寄っていったら
海外旅行初めてというTちゃん。

彼が持っていたキーホルダーは銃弾の形。
ワッ! ダメじゃん!
即、没収。一同、呆然。
彼は以前、自衛隊に所属していたことがあり、それで銃弾のキーホルダーがお気に入りだったようで。
しかも彼のズボンのポケットからは何やら細い紐状のものが垂れ下がっているではありませんか。
「何これ?」と思ったら、体のサイズを測ったりするメジャーでした。
「なんでこんなもの持っているの?」と聞いたら、
「最初の職業が洋服作りをしていたので、その時の癖でいつも持ち歩いている」とか・・・?!?
「そんなものいつも携帯してどーするの?」とさらに突っ込む私。
「すぐに測れるじゃないですか?」
「何を?」
「いろいろ・・・」と答えるTちゃん。

このTちゃんは、初期仏教に関して大変な博識の持ち主で、
子供の頃から仏陀大好きが高じて、中学生の時にお寺に入信、僧侶になりたいと願いでたら、寺の住職から断られたという不思議な経歴の持ち主です。
結局、旅の終わりまでメジャーの出番はなかったような・・・。(ーー;)

この人がうわさのTちゃん

この人がうわさのTちゃん

初めて訪れたカトマンズ。
トランジットのため「目玉寺」で有名なネパール仏教寺院スワヤンブナートのみを観光。
「カトマンズの渓谷」の一部としてユネスコ世界遺産に登録され、カトマンズの中心部から西に3kmほど離れた丘にあります。

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猿寺とも言われ、お猿さんがたくさんいました。
お寺の一部分だけ地震で崩れた跡がありましたが、それほど地震の被害はなかったようです。

さすが有名な観光地でもあるため、人が多いこと、多いこと。
同行の11名は自由人が多く、足並み揃わずいつも誰かがいない。
私は仕事でツアーリーダー的な仕事もしているため、そこはお任せ!
日に何度も人数チェック。

なにせ以前、2名を置いたままバスが出発し、2回も移動してからようやく2名いないことに気がついたことがありましたからね。(苦笑)

スワヤンブナートのそばのレストラン・・・とてもレストランとか食堂には見えない掘立小屋?!?でランチ。
出てきたのが、なんと餃子とラーメン!
餃子はモモといい、日本でお馴染みの餃子の形をしており、辛い味噌風のものをつけていただきました。
とても綺麗とは言い難いお店ではありましたが、ホッとするお味で美味しかったです。

モモ

モモ


ネパールのラーメン?!?

ネパールのラーメン?!?

さて、観光をそそくさと終えて、またカトマンズ空港から国内線でビラトナガールへ。
小さなプロペラ機で飛んでいると、白い峰が見えてきました。
おお~あれがエベレスト山群だ!
成田からデリー間も、遠く遠くにあれがそうかな?と思えるほどに、エベレストの峰が見えますが、窓にへばりつくようにして観た白い山々は、山の形がわかるくらいでした。

ヒマラヤ山群のひとつ

ヒマラヤ山群のひとつ


夕日に染まるエベレスト山群

夕日に染まるエベレスト山群

後で聞いた話によると、その飛行機のパイロットが通常ルートを迂回して、エベレストの近くを通ってくれてのだそうです。
ずいぶん粋なパイロットさんではありませんか。
ありがとう。

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ブッダエアー

ビラトナガールについたときは、もうすでに日が落ちたあとでした。
本当に飛行場なのかなというくらいに閑散としていて売店もなく、地方の赤字路線のバスの待合所みたい。
しかも周囲は真っ暗です。
飛行場の周りにお店や建物もなく街灯もなく真っ暗でよく見えず、人気もナシ。
Tちゃんは「真っ暗で人もいないし、大丈夫なのかなぁ」とかなり不安げ。
そこでTちゃん
やおら重くて頑丈そうな胸のボタンにぶら下げられるライトを自慢げに「これが役立つ」とみんなに見せびらかす。
自衛隊時代から持っているというから、軍用なんでしょうね。
確かにネパールでは日に何度も停電して、私も持参した山用のヘッドランプが役に立ちました。

ビラトナガール空港で。可愛い坊やとママ

ビラトナガール空港で。可愛い坊やとママ

車に乗って真っ暗な道をしばらく行くと、ようやく街らしいところへ出て、とある建物に到着。

私たちの宿舎

私たちの宿舎

そこが私たちの宿舎にあてがわれたところですが、ホテルではなさそう。
でもエレベーターもあり、ちゃんと各部屋にはベットが二つ、トイレとシャワーが完備され、私の部屋は角部屋でゆったり広さがあり快適そのもの。
今までのキャンプのお部屋よりずっと立派できれいなので、思わず感激しました。

宿舎の部屋 ホテルみたい

宿舎の部屋 ホテルみたい

この部屋を毎日お掃除に来てくれた青年は、「こんにちは」と日本語で話しかけてくれたのでビックリ!
勉強で静岡に2年間いたことがあるそうです。

静岡に2年いたことがある青年

静岡に2年いたことがある青年

そう言えばこの宿舎のエレベーターの中には、椅子に座っていてボタンを押してくれる「エレベーターガールならぬ」「エレベーターおじさん?!?」がいましたよ。
さすが朝早いといなかったけど、結構夜遅い時間にエレベーターに乗っても、いた!

エレベーターおじさん

エレベーターおじさん

さて、次回はいよいよ瞑想キャンプと坂本先生のアワード受賞式のお話です。
乞うご期待!
To be continued!



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