インド瞑想の旅その2 宮殿ホテルに泊まる1

今回のラドヌーンでの国際瞑想キャンプにかかる分は、すべてインドジャイナ教テーラパンタ派本部からの「ご招待」でした。
スゴイでしょ? 招待ですよ。「ご招待!」
その分をちょっと豪華にということで、貴重な観光の3泊は、宮殿ホテルに宿泊することができました。
きゃぁ~嬉しい。バンザーイ!!!
一昨年、マンダワでも宮殿ホテルに泊まりましたが、その時の私の部屋は、部屋の中にブランコがあるというサイコーのお部屋だったんですよ。

2011年に泊まった宮殿ホテルは、部屋の中にブランコがありました。

2011年に泊まった宮殿ホテルは、部屋の中にブランコがありました。

今回、最初に泊まった宮殿ホテルは、ロハトという町のこじんまりとした居心地の良い「Rohato Garh」ロハト・ガルという名のホテルでした。

このプールで私も泳ぎました。

このプールで私も泳ぎました。

朝はホテルの中庭で毎朝、日の出前からヨガをし、他のヨーロッパ系の宿泊者からは、珍しそうに見られましたが、朝日を浴びてのヨガは気持ちがいい!
ヨガを終えたところで、オーナーの息子さんが朝の乗馬からお帰りになられたところに遭遇。
やっぱりセレブは違いますね。朝のお散歩は乗馬ですよ・・・乗馬。
この地方の馬は耳に特徴があり、ピンと平行に立っています。
この馬はマールワールという種なのだそうです。

セレブの朝は、乗馬から! 馬のお耳に特徴がありました。平行にピンとたってかわゆい。

セレブの朝は、乗馬から! 馬のお耳に特徴がありました。平行にピンとたってかわゆい。

なんと! 同行したメンバーの部屋の窓から、ガラス越しに馬の厩舎がそのまま見えました。
ということは、馬が部屋の様子を見ることができるということ?

部屋のガラス窓の向こうは厩舎

部屋のガラス窓の向こうは厩舎

この街の出身だというホテルのスタッフが街を案内してくれ、昔から代々、靴を専門に作っている家に伺いました。
その家では、靴以外にサリーやベットカバーなども作っています。

靴を作るのが代々の仕事

靴を作るのが代々の仕事


作っているのは靴以外にもサリーやベットカバーやいろいろ

作っているのは靴以外にもサリーやベットカバーやいろいろ

サリーを着せてもらいました

サリーを着せてもらいました

インドでは各家族はあり得ず、3世代どころか、兄弟のその家族や親戚一同、大家族がひとつ屋根の下で暮らします。
その家もおじいちゃんがゆりかごに眠る孫を、その赤ちゃんのお姉ちゃんと思われる女の子と一緒に、面倒を見ていました。
日本も昔はそうだったんだろうけど、インドでは兄弟姉妹をはじめ家族がお互いに小さな赤ちゃんや子供の面倒を見ています。
家族って良いなぁ。

おじいちゃんはゆりかごで眠っている孫の面倒を見ていました。

おじいちゃんはゆりかごで眠っている孫の面倒を見ていました。


赤ちゃんを抱っこさせてもらいました。

赤ちゃんを抱っこさせてもらいました。

村の小学校にも訪問させてもらいました。
ちょうど昼食時でしたが、お弁当を持ってきた子が、兄弟やお弁当を持ってこなかった子らと3~4人で、みんなで分け合って食べるのだそうです。

学校にランチ時におじゃましました。みんな可愛い

学校にランチ時におじゃましました。みんな可愛い


こうして小さい頃から、みんなで分け合う気持ちがあれば、人のことを思いやれる人になるでしょうね。
インドの子供たちは、目がキラキラしていて、好奇心いっぱい、恥ずかしがり屋さんもいて、本当に子供らしい子がいっぱいで可愛いくてたまりません!
村の3人兄弟 いい笑顔です。

村の3人兄弟 いい笑顔です。


不思議な魅力を持った少女

不思議な魅力を持った少女

街を案内をしてくれたホテルスタッフの彼は、12歳を頭に3人の男の子の父親です。
私の拙い英語で会話をしたところ、英語を話せないのは奥さんだけで、子供たちは3人とも英語を勉強しているとのこと。
きっと英語を勉強するというのは、この街ではステータスで、将来が約束されているのでしょうね。
がんばれー!

お世話になったホテルスタッフSesaram Goyalさん

お世話になったホテルスタッフSesaram Goyalさん

午後はジープに乗って砂漠へサファリに出かけ、その地方では、神とされているHeeranヒーランという鹿がおり、茶色の模様のしなやかな鹿をジープで追いながら、観ることができました。

ヒーランという名の鹿は、ビシュヌイ族の神様です

ヒーランという名の鹿は、ビシュヌイ族の神様です

ヒーランを観察後、29の戒律を守りながら、21世紀の今でも昔ながらの暮らしを続けているBishnoiビシュヌイ族の人々が住む村を訪問。
訪れた家の家長は、私をコーフンさせました。
「これぞインドの家長!」というオーラ発するおじいちゃん。
お姿といい、牛乳瓶の底のようなグルグルの度の強いメガネをかけているのですが、メガネ拭きがないのか、エライ曇っています。む、む・・・見えているのかな?

家長としての威厳と誇り とても魅力的なおじいちゃんでした

家長としての威厳と誇り とても魅力的なおじいちゃんでした


ビシュヌイ族の村の家長とともに

ビシュヌイ族の村の家長とともに

このまた奥様であろう方が、またチョーイケてる。
鼻輪がカッコ良い!
財産を全て身につけているインドの女性たちは、これでもか!というほどに腕輪、足輪、首輪、鼻輪をつけています。
若い頃はかなりボインだったろうと思われる胸は、今では重力に逆らえず、しかもこの日差しの強い乾燥した気候のもとで、私のお肌のごとく、ちりめんじゃこ状態でした。(^_^;)

右が家長の奥さん? 左は娘さんかお嫁さん?

右が家長の奥さん? 左は娘さんかお嫁さん?

私が感動したのは、この村の家長とその妻だけにとどまらず、この21世紀に未だに土饅頭のような牛の糞を固めた家に住み、雨が降らないために戸外に簡単に編んだだけのベットで眠り、電気もガスも水道も、もちろん電話もTVもない生活をしている人々がいること自体が私を感動させました。
良いなぁ~。
細かくつまらないことなど拘っている暇もなく、彼らの1日、1日はとても充実しているんだろうなぁと想像します。

次に訪れたのが、祭礼や儀式でアヘンを使うバラモンの村。
とある家屋に入ると、そこに数人の男性が並んでいましたが、一番右に座っているのはサドゥーか?!?
この人も私をヒットさせましたね。(^_^;)
このサドゥもなぜか曇ったメガネをかけていましたが、ひょうひょうとした雰囲気で、いかにも「世俗とは僕・・・関係ないの」という雰囲気漂う年齢不詳のおじさん。

ずっと無表情だったのは、悟っているから?!?

ずっと無表情だったのは、悟っているから?!?

アヘンをすり潰し水に溶いて漉した茶色い液体を、バラモンの村の祭礼を司るおじさんの手のひらから直接、3回で啜ります。
一応、水で手を洗うのを目の前で見ましたが、このおじさんいつ石鹸で手を洗ったのか?などと考えてはイケマセン!
神聖な儀式の再現なのですから・・・。
3回ですすったそのアヘンの薄まったものは、なんだか牛蒡のような香りと味がしました。
アヘンの効果があるのかとみんなで期待しましたが・・・ちっとも、なぁ~んともなかったのでちょっと残念。

夕日が落ちつつある砂漠をまたジープに乗ってホテルに戻ります。
砂埃がすごくて、それでなくともインドでは都会でも田舎でもマスクが必要。
山ほど持参したマスクがとても役に立ちましたよ。

ルニに2泊したあとは、キムサールへ移動。
そこでも次なる宮殿ホテルに宿泊しました。
次回乞うご期待!
To be continued!


勝利者の瞑想法―ジャイナ教・修行の実際 [単行本]

 



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One Response to “インド瞑想の旅その2 宮殿ホテルに泊まる1”

  1. 瀬畑雄三 より:

    真知子さま
    「インド瞑想の旅」の好いアルバム拝見させていただきました。
     みなさん民族衣裳がよくお似合いでございます。
    佐藤さんを中心に、真知子さん、丸目さん、高山さんのお三方にあとの
    おふたりさまは存じあげないんですが、民族衣裳は正装なんでしょうか?・・
    すごく印象的なすがたでした、お会いした折にお聞かせください。
    お話愉しみにしています。

     瀬畑雄三

       
      

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